本市は、日本のほぼ中央に位置し、いにしえから交通の要衝として、発展してきました。特産のぶどうが生み出すワインは世界にその名を知られ、平出遺跡は太古の歴史を語りかけてくれます。奈良井宿の町並みや木曽漆器が歴史と伝統を感じさせ、おもてなしの心を今日に伝えています。
昨年完成いたしました「知恵の交流を通じた人づくりの場」が基本コンセプトの市民交流センター及びウィングロードのこども広場は、順調に利用者が増えています。これら施設の相乗効果により市街地が活性化するとともに、未来を担う子どもたちと一緒に、「読書から始まる人づくり、人づくりから始まる地域づくり」へと繋げ、まちづくりを進めています。
市制施行50周年という節目を経て、さらに100周年に向けて元気な自治体として未来へ繋げるため、その要として、都市機能向上及び魅力創出を図り、教育再生、農業再生が必要であると確信し、遠い道のりであることは承知していますが、此処に回帰せずして多くの自治体が抱える課題は打破できないとの確信のもと挑戦しています。
[市の沿革]
本市は、昭和34年に塩尻町、片丘村、広丘村、宗賀村及び筑摩地村の1町4村の合併により市制を施行し、続いて昭和36年に洗馬村が、平成17年に楢川村が編入合併となり、今日に至っています。 |